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担体としての珪藻土の主成分はSiO2です。例えば、工業用バナジウム触媒の活性成分はV2O5、促進剤はアルカリ金属硫酸塩、担体は精製珪藻土です。実験によると、SiO2は活性成分の安定化効果を有し、K2OまたはNa2Oの含有量が増加するにつれてその効果が強まります。触媒の活性は、担体の分散細孔構造にも関係しています。

珪藻土を酸処理すると、酸化物不純物含有量が減少し、SiO2含有量が増加し、比表面積と細孔容積も増加するため、精製珪藻土の担体効果は天然珪藻土よりも優れています。

珪藻土は、一般的に珪藻類と呼ばれる単細胞藻類の死滅後に残された珪酸塩によって形成され、その本質は含水非晶質SiO2です。珪藻類は淡水でも塩水でも生存できます。珪藻類には多くの種類があり、一般的に「中心目」珪藻類と「頂点目」珪藻類に分けられます。それぞれの目には多くの「属」があり、非常に複雑です。

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天然珪藻土の主成分はSiO2で、良質のものは白色で、SiO2含有量が70%を超えるものも少なくありません。モノマー珪藻は無色透明です。珪藻土の色は粘土鉱物と有機物によって決まり、鉱物源によって珪藻の組成は異なります。

珪藻土は、珪藻と呼ばれる単細胞植物の死後、約1万年から2万年かけて堆積し、化石化した珪藻土堆積物です。珪藻は地球上で最初に出現した原生生物の一つで、海水や湖水中に生息しています。この珪藻が光合成によって地球に酸素を供給し、人類、動植物の誕生を促しています。


投稿日時: 2021年4月6日